一般社団法人新金属協会

非鉄金属業界8団体合同懇談会開催

非鉄金属業界8団体の合同懇談会を次の通り開催いたしました。

日 時 平成25年9月3日(火)18:00〜19:00

  場 所 東海大学校友会館

 去る6月に異動があった経済産業省 宮川 正 新製造産業局長から以下の挨拶をいただきました。

宮川新製造産業局長挨拶概要
6月28日に就任して2か月が経過したが、現在アベノミクスの成長戦略の実行段階に入っており、経済産業省は特に第3の矢である成長戦略の実行のための制度構築に全力を尽くしている。
また、第4の矢ともいうべきオリンピックの招致について、東京での開催ができるかどうか注目している。東京都の調査では、開催までの7年間で波及効果を3兆円とはじいているが、第3の矢が大化けしてそれ以上の数倍・十倍程度の波及効果があるのではないかとみている。金を射止めてもらいたい。
オリンピックの金・銀・銅の内、非鉄金属業界では銅が主対象になるが、前職の関東経済産業局長時代に勉強したことがある。秩父産の製錬された銅が天皇に献上され、大阪で和同開珎に鋳造された。和同開珎は、平城京ができた時の労賃、1枚米2㎏相当価値の貨幣として、一人1日1枚の労働賃金となった。
貨幣の話題に関連するが、消費税増税について有識者会議で集中的ヒヤリングを行った。何の手当もなく消費税をそのままあげてしまうと自動車産業に影響が大きいので、激変の緩和と市場の落ち込みがないような手当をしてもらいたいとの要望が強く出された。車体課税については大きな課題であり、12月に向けて、5%の自動車取得税撤廃に関して、自動車業界と一緒になって要望していく。
自動車の燃費基準が2015年で切れるので、さらいよい燃費の車を開発していく必要がある。その有力な手段としてハイブリッド化と軽量化があるが、推進していくために必要な新材料、モーター、部材品等の未来開発型研究開発・技術開発にしっかりと力を入れていきたい。

宮川新局長を写真でご紹介いたします。