一般社団法人新金属協会

会長挨拶

宮地 誠
会長 宮地 誠

平成30年1月5日

皆様、新年明けましておめでとうございます。
新年の門出にあたり、新金属協会を代表して一言ご挨拶させていただきます。

安倍内閣発足後約5年が経過し、経済の好循環が着実に回りつつあり、今年も多くのエコノミストは、「日本経済は悪くない」と前向きの予測をしています。

昨年の新金属業界においては、異業種集合体としての性格上、業種によるバラツキもありますが、業績はおおむね着実な回復を示しています。
新年におきましても、グローバルのひとつの指標として、半導体売上の増加基調は継続すると予測されており、今後とも稼ぐ力のある業界として発展していきたいと願っています。

昨年度から、新金属協会では、標準・規格認証等の分野において、従来の業種毎の部会事業に加えて、サプライチェーンを意識した研究会活動が活発に進められています。
新金属協会は、8つの異業種で構成されており、元来、会員各社は幅広い分野に展開していますが、今回よりバラエティ溢れるメンバー構成になりました。
より一層異業種交流の化学反応を期待したいと思います。

研究会分野につきましては、レアアースのISO規格関連、半導体材料規格関連、地域電力システム関連の研究会が現在活動中で、特に、規準認証分野は、経済産業省におかれても今後の我が国産業競争力維持強化の重要要素として位置付けられており、協会としても協会が行い得る非競争分野における重要事業として位置付け、進めて参りたいと考えています。引き続き、関係各位のご理解とご支援をお願いしたいと思います。

また、安全委員会につきましては、2014年度以降各年度で重点業種を指定して 安全・防災対策について作業を行い、その内容を年次報告にまとめ、安全レベルの向上に資するべく協会内外に幅広く共有しています。
安全活動につきましては、継続して進めることが、殊の外重要と認識しております。これにつきましても、引き続き関係各位のご理解とご協力をお願いしたいと思います。

さて、世界は、枚挙にいとまないほどリスクと不確実性に満ち溢れており、2018年がどのような年になるのかを予想するのは困難ですが、人間にとって長期的に、持続可能な社会を目指していくことは基本方向であると思います。
近年、環境との健全な関わり方を如何に保つかとの視点から「エコイノベーション」の取り組みが必要であると言われています。
たとえば、太陽電池、モーター、LED、電子部品、触媒等のエコイノベーション製品がその性能を発揮するためには、高機能素材が必要不可欠です。
この高機能素材分野においては、協会の部会毎にコメントしますと、たとえばレアアースや化合物半導体は、省エネルギーや地球環境対応に大きな役割を果たしており、タンタルやベリリウムは情報処理産業に欠くことのできない素材です。
ジルコニウムや核燃料加工はエネルギー産業に大いに貢献しており、シリコンやターゲット部材は、電子産業の基礎素材です。
これらの高機能素材こそが、歴史的に見ても我が国が現在も強さを維持している産業のひとつであると考えます。

幅広い素材分野をカバーしている新金属業界各社及び協会が、今後とも高機能素材を通して地球環境及び人間社会に貢献出来るよう努力して参りたいと考えておりますので、皆様の一層のご支援とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、本日ご列席の皆様のご隆盛とご健勝を祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。

(平成30年1月5日 賀詞交歓会 会長挨拶 要旨)