一般社団法人新金属協会

ジルコニウム部会

業界業況

原子炉用ジルコニウム合金製燃料被覆管については核燃料の高性能化に対応した取り組みが進められています。事業としては、近年の低い原子炉稼働率、新規プラント建設減少による初装荷燃料の減少、燃料の高燃焼度化による取り替え燃料の減少傾向が続き、全体的に低い水準が続いていましたが、2006年の新潟県中越沖地震で...

業界業況

原子炉用ジルコニウム合金製燃料被覆管については核燃料の高性能化に対応した取り組みが進められています。事業としては、近年の低い原子炉稼働率、新規プラント建設減少による初装荷燃料の減少、燃料の高燃焼度化による取り替え燃料の減少傾向が続き、全体的に低い水準が続いていましたが、2006年の新潟県中越沖地震で稼動停止した柏崎・刈羽原子力発電の一部が再稼働し、沸騰水型燃料需要は、徐々に回復する兆しもありました。しかし、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とそれに続く大津波による福島第一原子力発電所の事故により、今後しばらくは厳しい事業運営を迫られる状況となっています。

活動概要

・ ASTM(American Society for Testing and Materials)のB10委員会に継続して加盟し、情報を収集しました。 ・ ジルコニウム関係JIS規格について、改正・廃止等を検討するとともに、JIS H4751「ジルコニウム合金管」のJIS改正に取り組みました。

活動概要

・ ASTM(American Society for Testing and Materials)のB10委員会に継続して加盟し、情報を収集しました。
・ ジルコニウム関係JIS規格について、改正・廃止等を検討するとともに、JIS H4751「ジルコニウム合金管」のJIS改正に取り組みました。

年表

1950年代
1957:ジルカロイ-2の誕生
1956:原子力金属懇話会発足
1960年代
1960〜64:検査専門委員会による共同研究他(神綱・住金・三金)
1968:新金属協会内にジルコニウム部会が発足
1969:ハルデンプロジェクトに民間メーカーとして参加(神綱・住金)
1970年代
1977:ジルコニウム部会としてASTM加入
1980年代
1980:ジルコニウム合金管のJIS制定
1983〜84:各社スポンジ需要不振のため生産休止
2000年代
改良ジルコニウム合金の開発
1950年代
1954:原子炉用ジルコニウム・スポンジの製造研究開始(石塚研究所)
1956:国産初のHF≦100ppmスポンジ試作に成功(石塚研究所)
1956:USAEC向けのジルコニウム・スポンジ納入契約成立
1958:同 納入完了(東洋ジルコニウム)
1970年代
1971:輸入酸化Zrをスポンジに加工し、米国に輸出(ジルコニウムインダストリー)
1978〜79:アミン抽出法、蒸留法等のHf分離技術を開発・実用化
1950年代
1955:原子炉用ジルコニウム合金の研究開始(神綱・住金)
1957:原子炉用ジルコニウム合金の溶解加工研究開始
1958:ジルコニウム合金の研究開始(三金)
1960年代
1963:抽伸法による被覆管工場試作開始(神綱・住金)
1964:JPDR-TA#1用ジルカロイ-2被覆管制作納入(神綱・住金)
1961:被覆管の試作研修開始(三金)
1964:原安協・燃安専による共同研究発足(神綱・住金・三金)
圧延仕上げによる工業化時代
1966:JPDR-TA#2用ジルカロイ-2被覆管制作納入(神綱・住金)
1968:圧延法による生産プラント設置と量産試験(神綱・住金・三金)
1968:端栓用ジルカロイ棒材納入開始(住金)
1969〜71:チャンネルボックスの試作と評価試験(神綱・原燃工)
1970年代
1970:ジルカロイ被覆管製品の輸出開始(神綱・住金)
商業炉用量産化の時代
1970〜71:JPDR-2用被覆管全量制作納入(神綱・住金)
1971:日本原電・敦賀発電所へ取替用被覆管制作納入
1972:日本原研・敦賀発電所へチャンネルボックス納入
1972:神綱、米国General Electric社と技術提携
1971〜74:日本原研へJRR-3用被覆管制作納入
1971〜74:動燃ATR用被覆管制作納入(以上、神綱・住金)
1974〜76:商業発電炉用被覆管の認定取得と連続納入開始(神綱・住金・三金)
商業ベース生産の時代
1976〜77:PWR用案内管、計測管納入開始(住金)
1977〜78:ライナー被覆管研究開発に着手(神綱・住金・日鉱)
1980年代
1982:BWR用ライナー被覆管初納入(神綱・住金)
1982〜83:PWR用案内管、計装用納入開始(三金)
1983:BWR用-貫国産被覆管認定取得、納入(神綱・住金)
1984:PWR用-貫国産被覆管認定取得、納入(住金・三金)
1985〜86:PWR用-ライナー厚測定装置の実用化(神綱・住金)
1987:BWR用-貫国産ライナー被覆管納入(神綱・住金)
1985:BWR用高耐食性ライナー被覆管量産、納入開始(神綱・住金)
1990年代
1990:PWR用48GWD/t被覆管の量産開始(住金、三マテ)
2000年代
2003:PWR用55GWD/t被覆管の量産開始(三マテ、ZPC)
1950年代
1952:太平鉱業、三菱金属鉱業に社名変更
1957:石塚研究所と日本鉱業、東洋ジルコニウムを設立
1960年代
1963:東洋ジルコニウムが解散し、日本鉱業が引き継ぐ
1970年代
1971:ジルコニウムインダストリー設立
1971:神綱、チャンネルボックス製造設備完成
1971:三金、サクストン照射プロジェクトに参加
1971:三金、米国Westinghouse社と技術提携
1972:三金、被覆管専用工場(桶川製作所)建設
1973:三菱金属鉱業、三菱金属に社名変更
1974:三金、被覆管の認定取得、納入開始
1974:神綱・住金、日本原子力学会より「被覆管製造技術の研究開発」技術賞受賞
1976〜77:神綱・住金、被覆管製造能力30万mに増強
1980年代
1980〜81:神綱・住金、三金、被覆管新工場設置あるいは増強(50〜60万m)
1980:日立製作所、チャンネルボックス生産体制確立
1980〜81:神綱・住金・三金、被覆管新工場設置あるいは増強(50〜60万m)
1982:三金、制御棒案内管の認定取得、納入開始
1983:日本鉱業、スポンジ需要不振のため生産休止
1984:ジルコニウムインダストリー、スポンジ需要不振のため加工休止
1984:神綱・住金・三金、被覆管生産能力80〜90万mに増強
1990年代
1990:三菱金属、三菱鉱業セメントと合併で、三菱マテリアルを設立
1999:神綱特殊鋼管、住友金属工業と合弁で、ジルカロイ被覆管メーカーのジルコプロダクツを設立
2000年代
2000:ジルコプロダクツ営業開始

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